さんの 2010.08.13 盂蘭盆と鬼太郎  戻る ←→ 進む

今日からお盆に入ります。13日の迎え盆、16日の送り盆でこの間の14・15日 は新盆も含めて挨拶回りを2日間ですませねばならない忙しい時期になります。水海 道は、特別の慣習があり迎え盆は朝行い、早い人は3,4時頃からお寺さまに提灯を 持って迎え火をする事になっています。これは、商人の町として発展した為に朝の内 にお迎えをして商売に専念する為と言われています
また、お盆様を迎える前にお墓掃除をします。水を掛けてタワシで擦り墓石に付いた 苔を落とし、花差しお線香立て、周辺等を綺麗にお掃除します。暑いので何処の家で も朝早く済ませています。
仏壇の中も綺麗に掃除をします。中にある仏具も金属製は磨き粉などで磨き上げ、線 香立ても硬くなった灰を出してフルイに掛けて柔らかくし線香がささりやすいように します。これらは、全て子供の仕事となります。
父の実家(昔の五箇村福二)に行くと今でも盆棚(精霊棚)と言って家の中に櫓を作 り真菰の上に位牌、線香、お花、野菜や果物、団子などを並べ、側面には巡礼のお札 や納経軸などを吊して、そこで棚経をあげています。

これらの風習を知って貰いたいので、7日に子供達を呼んでお墓の掃除と仏壇の掃除 をしました。
お墓と言えば、水木しげるの墓場の鬼太郎を連想し、NHK朝ドラ『ゲゲゲの女房』 は毎回楽しく見ています。興味があると、原作はどうかなと気になり、本を買って放 映中に読んでしまう癖が私にあります。今回も3冊読み、それらのカバーが下の写真 です。左端の『ゲゲゲの女房』は奥さんの武良布枝(むらぬのえ)さんが書いた単行本 でドラマの原案となりました。他の2冊は水木しげるの文庫版で、真ん中は『でゲゲ ゲの女房』と平行した内容ですが、水木しげる流の生き方が書いてあり、読むと元気 が出てくる自叙伝的作品です。
右端は30年前の貸本マンガ時代の戦記物で2010年新たに講談社文庫として再々発行 され、鬼太郎のような細い綺麗な描線ではなく、荒々しいタッチで描かれている。


(右)ドラマの原案   (中)元気になる自伝   (左)貸本マンガ時代の戦記物




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