さんの 2010.10.23 雪迎えと肘折温泉  戻る ←→ 進む

雪迎えは米沢盆地の言葉で、秋の晴れた日に蜘蛛が糸を出し風に乗って遠くに移動す る様子を言います。この時期になると、山々は雪を粧い、平地では雪囲いをしたり冬 タイヤ交換をして、雪を迎える準備をします

屋根から雪が落ちて、屋根近くまで高くなると窓硝子を割ってしまうので、保護をせ ねばなりません。板幅と同じ位の隙間を空けて(明かりを取る為)板を窓の外に固定 して雪囲いをします。また、庭の植木も雪で折れてしまうので、保護するのですが、 富山の兼六公園の雪吊り(縄でつり上げる)ではなく、製材時に出る半円状の外側の 木っ端を使って、植木の頭から円錐状に縄で結んで雪囲いをします。

関東に比べて、秋は1ヶ月早く進み、反対に春の訪れは、同じように1ヶ月遅くなり ます。初雪は11月頃で、ちょっと春が遅い時は、桜の満開が5月の連休に重なって しまいます。

下の写真は、そのような雪囲いが始まる前の比較的すいている時の、山形県大蔵村の 肘折温泉です。此処は1200年の歴史を持つ湯治場で、朝市が有名です。帰りは月山の 弥陀ヶ原を散策して帰りました。(2003.10.12)


山形県大蔵村の肘折温泉 三春屋に宿泊



朝市風景



月山の弥陀ヶ原




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