秋さんの机 2011.04.12 福岡堰のお花見 戻る ←→ 進む 先日、近くの桜の名所「福岡堰」に行きました。 今年は遅く4月10日になっても7分咲き位で、まだ散り始めていません。 福岡堰は小貝川をせき止め、潅漑用水を得るための堰で、毎年3月末(潅漑期の始め) には水門を閉め堰の上流側に長大な水面が出現し、花見のころになると、用水路に放 水を開始します。 この堰は、1625年(寛永2年)に関東郡代 伊奈忠治により、灌漑用水として最初に建 設された。その後、江戸中期、明治、大正、昭和と改修を重ね、現在の福岡堰は昭和 47年に完成しました。 小貝川を水源として、台通用水路・川通用水路・中通排水路、その他の分水路を開削 し、開発されたのが通称「谷原3万石」の耕地で、下流にある岡堰(茨城県北相馬郡藤 代町)、豊田堰(茨城県龍ヶ崎市)とともに関東三大堰の一つに数えられています。 小貝川と堰の間を流れる用水の堤には、1.8km、約550本もの桜(ソメイヨシノ)並木 があり付近一帯は 1950(昭和25)年、茨城百景に選定され、県内でも有数の桜の名所 となっています。2006年には農林水産省による疏水百選にも選ばれました。 ここの他にも、近くのつくば市にある「つくば農林研究団地」の中央を通っている農 林連絡道路がある通称「農林さくら通り」も近年人気が出てきました。 堰からの用水路「仁左衛門余水吐け」 ![]() 「桜まつり」は中止となりましたが、露店は出ていました ![]() 小貝川の河原には菜の花が自生していました ![]() 1.8km 桜のトンネルが続きます (全体が7分咲でした) ![]() 秋さんの机 2011.04.12 福岡堰のお花見 戻る ←→ 進む |