さんの 2011.07.01 夏越(なごし)の祓 戻る ←→ 進む

大祓(おおはらい)とは、知らず知らずのうちに犯したであろう罪や過ち
心身の穢(けがれ)をはらい清めるための神事です。

宮中や神社では恒例の祓として、六月と十二月の晦日に行われてきました。
六月の大祓を夏越(なごし)の祓、十二月の祓を年越しの祓ともいいます。

私の住んでいる諏訪町は、名前の通り諏訪神社が祀ってあります。
今年から町内の行事を手伝うことになり、六月三十日の直前の日曜日に
神社内部・境内をお掃除して、大祓を迎えました。
宮司が常駐していないので、つくば市上郷の金村別雷神社(カナムラ ワケイカヅチ ジンジャ)の宮司さんにお願いしています。
お祓いは、夜の8時から始まり、関係者十数名に、宮司さんから形代(かたしろ)と 呼ばれる、人間の身代わりとした人形 (此処では、割り箸より少し長い白木の棒に麻 の繊維を留めた物)をいただき、それに息を吹きかけ、身についた不浄や災厄の所を撫 でて、玉串のように奉納する。

それを、『 高天(たかま)の原(はら)に 神留(かむづ)まります・・・・』 で始まる大祓詞(おおはらえのことば)
と共にお祓いをして、終了後、幹事さんに形代が渡されます。

社務所に帰り、御神酒をいただき、解散後、有志数名が町を流れる鬼怒川に行き
豊水橋の真ん中で自分の罪や穢を移した形代を川に流して、大祓を終わりました。



 諏訪神社の様子



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