さんの 2011.08.15 報国寺の芭蕉句碑 戻る ←→ 進む

昨年の、盂蘭盆は、水海道のお盆にまつわる独特の慣習とNHK朝ドラ「ゲゲゲの女房」 を乗せましたが、今回はお寺のお話しです。
私の家のお墓は、市内にある 亀岡山 豊田院 報国寺にあり、浄土宗です。本堂の中に は、仏壇に向かい中央に阿弥陀仏坐像、右に観世音菩薩、左に勢至観音の弥陀三尊が お祀りしてあります
宗祖の法然上人は、『ナムアミダブツ』と唱えれば、必ず来世は極楽に生まれること ができますよと、説き。それまでの日本の仏教を大転換しました。今年は「800年大遠 忌」になっています。
子供の時に、父や古老から芭蕉句碑の存在を聞いていましたが、平成9年の本堂解体 修理で場所が変わりました。内容が解らないのでネットで探すと、句碑が3つ有るこ とが解りました。 以下に引用します。



右の句碑  はせを
は飛出与 可比や可下の 蟾の聲
はいいでよ かいやがしたの ひきのこえ

『奥の細道』、尾花沢で詠まれた句。
文久元年(1861年)
澹然舎分賞の志念を継いで門弟が建立。




中央の句碑  芭蕉翁
枯芝や またかけろふの 一二寸
かれしばや またかげろうの いちにすん

新春の句。出典は『泊船集』。1688年
明治十五年(1882年)
宮本瑞伯赤岳の俳友連中建立





左の句碑  芭蕉翁
野をよ古爾 う万曳む希与 保とゝ幾須
のをよこに うまひきむけよ ほととぎす

『奥の細道』の旅の途中、
殺生石に向かう途中で詠まれた句。
安政五年(1858年)
曙葎の一周忌に息子の營造が建立。





報国寺の本堂



芭蕉の三つの碑



年代表






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