カナダ旅行 1日目 2012.10.07(日)
今月の7日から14日の8日間、カナダ旅行をしてきたので、ご報告します。
ツアー名は、「カナディアンロッキー・ローレンシャン高原と東部カナダ」、副題は 『メープルと白樺の交響曲8』 です。
メインは、 ロッキー山脈と氷河、 日本人が名付けたメープル街道の黄葉・紅葉、 ナイヤガラ瀑布です
まずは、カナダはどんな国なのでしょうか?
国土面積は約998万km2でロシアに次ぐ2番目で、日本の27倍、
人口は約3100万人と少なく、その結果人口密度は日本のおよそ110分の1
になります。しかし人口のほとんどは、アメリカとの国境付近に集中しているため、
国土の大部分は人の手の付いていない自然が残っています。
広大な国土は東西にも幅広く、日本時間差が、ー17時間から ー12時間半を
6つの時間帯に分けています。上記は夏時間ですが、10月の最終日曜から4月の
第一日曜まで、更に 1時間 のマイナスとなります。
7日の午後4時に成田を離陸し、カルガリー時間で、朝の10時(現地)に
着陸しました。夜の11時頃寝ましたが、1時には早々と朝食が出てきて、
1時間後は入国手続となっていました。
地球の自転速度 1666km/H と、ジェット機の速度(追風 1030Km/H、向風
800Km/H)の関係で仕様がありませんが、眠い目を擦りながらの、第一日目の観光と
なりました。
カルガリー空港(YYC)からバスで国道1号線を30分も走るとロッキーの山並みが
見えてきました。この辺は北海道よりも北の樺太のあたりで、山頂は既に雪に
覆われています。両脇の山並みを見ながら2時間走ると世界で3番目に古い
バンフ国立公園の観光拠点、人口およそ5000人という小さな町のバンフに
到着します。
今日の観光は、バンフ周辺です。最初にサルファー山(2285m)山頂からの景色を
堪能します。町の標高が 1387m あるので、800m 近くをゴンドラに乗って 3000m
級の山々に囲まれた雪山を間近に見る事が出来ます。
次に、カスケード・ロック・ガーデンからのカスケード山をバックにしたバンフの
街並みや、マリリン・モンロー主演「帰らざる河」の舞台となったボウ川の滝など
五ヶ所を見て徹夜観光のような過酷な1日目を終わりました。
年寄りには難しいコイン選び
サルファー山(2285m)山頂からの景色
カスケード山をバックにバンフの街並み
(大橋巨泉の店OKがある)
映画「帰らざる河」のボウ川
カナダ旅行 2日目 2012.10.08(月)
2日目は、カナディアンロッキーの氷河を見学します。
バンフから 200km 離れたアイスフィールドパークウェイに行き、広大なコロンビア
大氷原から流れる氷河のひとつアルバスカ氷河の上に立ちます。
町を出ようとしたら、大きな角を持った鹿が町まで下りてきていたのを車窓から見る。
珍しい事らしい。途中、見所がいっぱいあるが、有名なレイク・ルイーズでは、
氷河から融け出た明るいエメラルドグリーン色をした水面を前景に、遠くの山々が
迫ってくるはずなのが、雲が低く湖だけが見えていた。
アイスフィールドセンターで食事をして、専用バスで氷河の近くまで乗って行き、
雪上車に乗換る。日本ではアルプスの雪渓くらいで、氷河はない。仮に
日本アルプスが樺太あたりの緯度にあれば、規模は小さいが氷河が出来たかな、
などと思いながら初めての氷河上を歩いてみる。
帰りは来た道を引き返してバンフに戻る。夕食後は、町の中程にある巨泉のOKと
言う土産屋などを散策して、2連泊の床に入いる。
大角鹿が市内に出現
レイク・ルイーズ 山々見えず
6輪駆動の雪上車
下から見上ると氷河が迫るようだ
カナダ旅行 3日目 2012.10.09(火)
3日目は一日中、移動日となります。
バンフ (バス 2H) → カルガリー空港 YYC (飛行機 8H) → モントリオール空港 YUL (バス 2H) → ローレンシャン高原
広い土地なので、時差で2時間の距離 (約 3000km) を、西から東へと移動しました。
4時半起床の6時出発に加えて時差ボケ解消の為か、36名全員が車中・機中で、
おやすみになっていました。夜8時頃ホテルにつき、遅い夕食を食べ床についた。
カナダ旅行 4日目 2012.10.10(水)
4日目は午前中にローレンシャン高原の観光、午後にモントリオールに移動し、
市内観光です。
ローレンシャン高原は、ケベック州に広がる標高数百mの広大な高原エリアです。
夏は避暑やカヌー・乗馬、冬はスキーやクロスカントリーなどリゾートエリアと
して知られています。
標高960mという最も高いトランブラン山の麓に一泊して、朝の出発はホテルから
徒歩での観光です。トランブラン村を散策して、ゴンドラで山頂を往復します。
スキーゲレンデは山形蔵王の方がはるかに大きいが、ゴンドラから見渡すと、
地平線まで見える広大さが目に飛び込んでくるはずなのだが、如何せん頂上は
一面の雲に覆われ途中までの眺めであった。
前日のバスは、寝ていたとはいえ外は真っ暗で景色は見えなかったが、
帰途の車窓は黄葉・紅葉を見て日本の紅葉とはひと味もふた味も違った
ダイナミックな景色を堪能する。
モントリオールは、トロントに次ぐ都市で人口 370万人、北米で最大の
カトリック聖堂のノートルダムなど旧市街を観光する。
村の中央にあるスキーリフトの発着所
トランブラン山のゴンドラからの紅葉
ゴンドラ乗り場から登って街並みを一望
モントリオールの旧市街のワンショット
カナダ旅行 5日目 2012.10.11(木)
今日は、ケベックに向けバスで往復6時間かけて、戻ってきます。
メープル街道はナイヤガラ滝からケベック市までの 800km のルートを指し、
途中 オタワ、ローレンシャンを経由するルートも含まれ、紅葉が楽しめる
広範なエリアとなっています。
オルレアン島は、セントローレンス川に浮かぶ大きな川中島で、周囲
約 70km。約 5000人の人が住んでいます。島内は18世紀の開拓当時の面影を
残していて、田園風景が広がっています。
ここで昔ながらの、砂糖楓からシロップを採取し、それを煮詰めてシロップや
シュガーにするのを見て開拓小屋に入り、シロップをかけた郷土料理をいただく。
その後、10km 離れたケベック市の文化遺産を観光する。此処は歴史の街で、
英国と仏国が植民地とする為、争奪戦があった所です。イギリスの勝利に
終わったが、最初にフランスの植民地として発展した為か、現在も住民の
90%以上がフランス系で、このケベック州はフランス語が公用語になっている
モントリオールに引き返し、バンフに次ぐ2連泊となる。
砂糖楓にコックを差してバケツに採取
開拓時代の小屋と周辺の紅葉
北米では珍しいケベック市の城壁跡
ケベック旧市街の文化遺産
カナダ旅行 6日目 2012.10.12(金)
最後の観光、世界三大瀑布の一つナイヤガラの滝を見ます。
(他の2つは、南アメリカのイグアスの滝、アフリカのビクトリアの滝)
モントリオール空港(YUL)からは、500km 先のトロント空港(YYZ)まで
飛行機で行き、更にバスで2時間ほど走って到着します。
ナイアガラ滝は3つに分かれてる
名 称 |
幅 |
落 差 |
滝壺深さ |
カナダ滝 |
670m |
53m |
56m |
アメリカ滝 |
260m |
30m |
ない (崩れた岩に落下) |
ブライダルベール滝 |
15m |
55m |
ない (崩れた岩に落下) |
3つめの滝は、アメリカ滝の右に隣接していて、実際は、中州を挟んで
大きな滝が2つあり、カナダ滝の方がはるかに大きい
最初、カナダ滝のすぐ隣にあるエレベータで中腹まで下りて観察します。
そこを出て、今度は回転展望タワー(スカイロン 159m)に行き、上空から滝の全貌と
周囲 360度の風景を昼食をしながら堪能しました
次は、霧の乙女号と言うボートから滝壺を往復します。天候に恵まれ、水しぶき
から出る虹もはっきり見え風もないので、濡れる方も軽くてすみました。
華厳の滝の半分の落差とはいえ、桁違いの水量から出るマイナスイオンを
十分に浴びる事が出来た。
今晩は、滝の見えるホテルで最後のカナダを過ごします
エレベータで滝の中腹から
黄色い合羽を着て滝を間近で見る
近くの展望タワーより滝壺と水煙
ボートに乗って滝壺見学
カナダ旅行 7日目 2012.10.13(土)
今日は帰国の日です。出発が午後2時なので、ホテルは10時に出発となります
朝の時間に余裕があるので、ホテルの窓から写真を撮ります。下に見えるのは、
レインボー・ブリッジでアメリカとカナダをナイヤガラ川を挟んで架かっていて、
双方に税関があり、入国審査を受けます。
右の方に目をやると、アメリカ滝とカナダ滝を一望できます。
トロント空港まで2時間ほどバスに揺られ、きた時と同じカナダ航空でカナダを
離れました
カナダ税関とアメリカ税関
ホテルから朝早く滝を見る
カナダ旅行 8日目 2012.10.14(日)
日付変更線をすぎ、成田に午後の4時に着きました
機中でよく眠れなかったが、家に帰ってから眠ればよいと考えて、
京成スカイアクセス線に乗りました
帰国できた安心か、ここでアクシデントが発生。スーツケースは宅配便で
空港から送ったのですが、手で持っていた小さな荷物を電車に置き忘れて
しまいました
直ぐに気が付き、駅に引き返し、たまたま記憶していた車両番号・時間・座席
位置を言って駅員にお願いし15分ばかり待っていると、日暮里駅にそれらしき
物が見つかったので行って確認願いたいとの事
次の上り電車に乗り、途中「高砂」で上野行きに乗換、無事、日暮里で受け取りました
迂闊にも、これで三回目ですが、いずれも見つかっています。
車両番号と座っていた場所は、覚えておくものだと感心した次第です
以上で、カナダ観光を終わります
歩数計の記録 (日付変更や設定ミスで正確ではない)
日付 |
10/07 |
10/08 |
10/09 |
10/10 |
10/11 |
10/12 |
10/13 |
10/14 |
歩数 |
7,191 |
11,215 |
5,165 |
8,510 |
6,994 |
6,162 |
4,082 |
6,276 |
|