さんの 水海道 諏訪神社 遷座100年 記念誌 発行:常総市 水海道諏訪町 町内会
表紙 挨拶 目次 概要 見所 変遷 水海道 祇園祭 書物 歴代 記念事業 略歴 奥付



第一章 水海道諏訪神社の概要

茨城県神社誌より

【名  称】宗教法人 諏訪神社 (旧無各社)
【鎮 座 地】茨城県常総市水海道諏訪町3371(旧結城郡水海道町)
【祭  神】建御名方命(タケミナカタノカミ)(配祀)大国主命・事代主命
【祭  祀】月次祭 毎月10日、節分祭 2月3日、例祭 10月10日
【由緒沿革】創立不詳。信州諏訪大神を迎え五木田彦五郎等27人でまつる。
中途荒廃し、老大木下の一祀であったのを常総鉄道開通
当時復興の機運おこり、秋山藤左衛門、梅沢貞吉、鈴木富士蔵の
3氏が委員となって寄付を募り造営し、大正6年8月信州本社
より改めて御分霊を奉戴、同年12月1日盛大な遷宮奉祝祭を
厳修した。社掌 岡田足秀。
その後、隣接の宅地を購入し第二次建設を計画したが、
戦時中に際会しやむなく中止した。
古い五本榎町名を改め諏訪町となる。
昭和27年10月14日 宗教法人設立
【神  文】柏葉
【神  木】榎(幹回り12米)・約600年以上(市文化財指定)
【施  設】本殿(南面)千鳥破風銅板葺間口一間 奥行1.5間。1.5坪
弊殿 3坪
拝殿 千鳥破風銅板葺間口2.5間 奥行三間7.5坪
社務所 瓦葺7坪
拝殿天井絵(尾竹派) 社名額(大町桂月書) 
幟(社掌岡田足秀)瑞垣 述10間(石造)神明石鳥居二基
灯籠一基 狛犬二基 手狛犬二基 手水石 水海道町忠魂碑
【境  内】300坪
【崇 敬 者】300人  【宮司】所弘司  【責任役員】2名

参考文献:茨城県神社誌(昭和48年茨城県神社庁発刊)


 諏訪神社の全景(2018年3月31日撮影)



 例大祭の様子(2011年10月10日撮影)



節分祭の様子

 節分の前夜、諏訪町内会の役員たちが諏訪神社の社務所に集まった。
一同うちそろって節分祭の準備にかからねばならない。たしか昭和50年代 の頃の事である。それぞれ分担して準備する中で一人異彩をはなっている人 物がいる。画家の荒井緑荷先生である。
 先生のそばには真新しい一升枡がうづ高くつみ重ねられてある。先生はその 一つ一つに墨絵の竹を描くのである。墨をする者、枡をさし出す者等手伝う 者もいるが多くは先生の見事な筆さばきに見とれている。墨絵の描かれた枡 は見る見るうちに別の場所に重ねられて行く。
 これらの竹を描いた枡は明日の節分の年男たちに贈与されるためのもので ある。40個位は用意されたろうか。明日先生の竹の絵の枡を受けた年男た ちは、はなはだ満足げな笑みを浮かべて帰路について行く。あの一升枡は今 どうしてあるだろう。今でも神棚の上に飾られてあるのではあるまいか。 たのしい諏訪神社の年中行事の一つであった。

 秋山桑人著 水海道市 文化協会報 平成3年10月1日 第15号「芸能閑談」に掲載された一部です。 資料提供:水海道諏訪町 田中和子 様

節分祭の様子(2005年2月3日撮影)





表紙 挨拶 目次 概要 見所 変遷 水海道 祇園祭 書物 歴代 記念事業 略歴 奥付